徳田秋聲記念館にて講演の様子

金沢記念講演『踊る文学者とその時代~徳田秋聲の見たダンス、踊ったダンス~』へご来場ありがとうございました。

徳田秋聲記念館にて講演の様子

写真提供:徳田秋聲記念館

講演終了後、上田館長と徳川名誉館長と

講演終了後。徳田秋聲記念館館長上田正行さま、館長名誉館長(秋聲令孫)徳田章子さまとシアター21入口にて。

 金沢21世紀美術館、シアター21での講演へのご来場、ありがとうございました。秋聲が立ち合った日本のバレエを含めたダンスの黎明期、そして自ら踊る社交ダンスとの関わりを駆け足でお話しいたしました。
 文学者とダンス、というのは大学時代からいつかは…と思いながらそれぞれの文学者研究の方もいらっしゃるので簡単には手を出せないなと思ってきたテーマなのです。今回、高橋麻帆書店の高橋麻帆さんからのご紹介で徳田秋聲館の学芸員、薮田由梨さまと出会うことができ素晴らしい会が実現しました。
 薮田さまにいただいた沢山の資料なしには実現しませんでした。
日本へのダンス移入の問題は広くとらえないと色々取りこぼしてしまうことが多く、まだまだ調査・研究が必要だと思っております。

 熱心にお聞きいただき、とても楽しくお話しさせていただきました。

記念講演『踊る文学者とその時代~徳田秋聲の見たダンス、踊ったダンス~』に登壇いたします。

三文豪月間のイヴェントとして金沢で講演をいたします。
徳田秋聲『踊る文豪~秋聲とダンス!』にちなんだ講演です。日本の舞踊受容史にとって重要でありながら見落とされがちな文学者とダンスという問題はまだまだ調べたいことも沢山あります。
その「現在」をお話しいたします。
まだ少し余裕がありそうですので、是非お運びくださいませ。

 

日時:11月25日(土)14:00~16:00
会場:金沢21世紀美術館 シアター21
費用:無料
申込:電話にて申込(徳田秋聲記念館 076-251-4300)

 

http://www.kanazawa-museum.jp/shusei/images/sanbungo2017.pdf

ダンスカフェサロンinあうるすぽっとお運びいただき、ありがとうございました。

講演中。右手が毛利臣男さま。スクリーンに映っているのはスーパー歌舞伎『アマテラス』の衣裳です。 
Photo:Kei Yasuda

毛利臣男さんのお仕事にちなんでプリーツで講師を務めました。 
Photo:Kei Yasuda

ダンスカフェサロン『踊る衣裳~スーパー歌舞伎からパリ・オペラ座まで~』、お運びいただき、ありがとうございました。

 

1992年以来、一度お話を伺いたいと思いながらチュチュ展などを拝見してきた毛利さんにダンスとの出会いから、パリ・オペラ座、ミュンヘン・バレエ団、そして現在のマスク・ダンスまでお話を伺うことができた会でした。
パトリック・デュポンやモーリス・ベジャールの事、もっともっと細かく伺いたい話も沢山、お客様もそういう気持ちだったのでは?
また機会があればいいな、と思っています。

映画『新世紀 パリ・オペラ座』(原題:The Paris Opera)

オペラ・ハウスの実像にぐっと迫った迫力ある映画でした。

(c) 2017 LFP-Les Films Pelleas  - Bande a part Films - France 2 Cinema - Opera national de Paris - Orange Studio  - RTS

(c) 2017 LFP-Les Films Pelleas  - Bande a part Films - France 2 Cinema - Opera national de Paris - Orange Studio  - RTS

オペラ座での写真は少ないのですが、随分前のこんなものが…。ガルニエ宮の屋上にて。

オペラ座での写真は少ないのですが、随分前のこんなものが…。ガルニエ宮の屋上にて。

映画『新世紀 パリ・オペラ座』(原題:The Paris Opera)

 

パリ・オペラ座はガルニエ宮もバスティーユもどちらも一つの町のような劇場だと思います。

この映画は、新たな切り口からオペラ・ハウスの巨大な組織という実像にせまろうとしているように感じました。

 

ジャン=ステファヌ・ブロン監督は、フレデリック・ワイズマン監督の『パリ・オペラ座のすべて』でガルニエは描かれ切っているし、他にも撮られているからという理由でバスティーユを中心としたと語っているそうです。

変容するオペラ座、「現代」のオペラ座を描こうと思った場合、ガルニエの圧倒的な艶やかさよりもバスティーユの方がイメージに合うでしょう。また、バスティーユというのは、革命の勃発した場所、権力を打破する象徴的な場所でもありますから、そんな事も背景にあるのかもしれません。彼が描こうとした新しいオペラ座の姿は地殻変動のさなかの姿ですから、バスティーユがふさわしかったのでしょう。

 

私が初めてバスティーユを訪れたのは1992年。毛利臣男氏美術・衣裳の『白鳥の湖』がとても印象的でした。また劇場から見える光景がこれまでのガルニエとは違った下町風であることも当時は少し不思議に感じたのも覚えています。

今での図書館がガルニエ宮にあることもあり、バスティーユはバレエやオペラそして講演でアンフィテアトルを訪れた位ですから、見たことのないバスティーユ・オペラ座を映画で垣間見られたのも楽しい事でした。

 

『学校とオペラの10カ月』という芸術・文化に触れる機会のない子供たちのプログラムは不勉強にして知りませんでした。英国ではフェスティバルホールでそのような公演に立ち会って感激したことがあるのですが、パリ・オペラ座にもそのようなプログラムがあり、25年以上続いているとはすばらしい事だなと思いました。どうしてもバレエ中心でスケジュールを組んでしまいますが、是非公演にも立ち会ってみたいものです。

 

バレエではミルピエのバレエ芸術監督辞任、オレリー・デュポンの就任が描かれていますが、はっとする台詞も色々。ここまでよく撮れたな、とも思いました。チケットの価格をめぐるリアルなやり取りなどまさに「今」動いているオペラ座を感じました。是非ご覧になって「おっ」と思って下さい。

 

バレエという側面からは2016年に日本公開された『ミルピエ~パリ・オペラ座に挑んだ男~』(Relève : histoire d'une création)や『パリ・オペラ座を継ぐ者たち』と併せてみるとより理解が深まりそう。

今年はバレエ、オペラ座の映画が豊作な珍しい年で、嬉しい限りです。

この映画を見て実際に舞台へ足を運ぶ観客が増えたらいいな、とも思います。

公開は都内ですとBunkamuraシネマなどで12月9日から。

 

 

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タイトル:「新世紀、パリ・オペラ座」

公開表記:12月9日(土)Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー

クレジット:(c) 2017 LFP-Les Films Pelleas  - Bande a part Films - France 2 Cinema - Opera national de Paris - Orange Studio  - RTS

配給:ギャガ

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監督:ジャン=ステファヌ・ブロン

出演:・ステファン・リスナー(オペラ座総裁)、バンジャマン・ミルピエ(芸術監督)、オレリー・デュポン(芸術監督)、フィリップ・ジョルダン(音楽監督)、ロメオ・カステルッチ(オペラ演出)、ブリン・ターフェル(バリトン)、ヨナス・カウフマン(テノール)、オルガ・ペレチャッコ(ソプラノ)、ミヒャエル・クプファー=ラデツキー(バリトン)、ジェラルド・フィンリー(バリトン)、ミハイル・ティモシェンコ(期待の新星)

原題:The Paris Opera /2017/フランス/カラー/110分/字幕翻訳:古田由紀子/字幕監修:堀内修

公式HP:http://gaga.ne.jp/parisopera/

新国立劇場バレエ研修所『オータム・コンサート 2017』が開催されます

バレエ史を担当している新国立劇場バレエ研修所の発表公演が下記の2回行われます。これからのスターを見つけにでかけてはいかがでしょうか?
チケットもとてもリーズナブルなのでお友達も誘いやすいかもしれませんね。ゲストには芳賀望さんも出演されます。

 

2017年11月18日(土)19日(土) 両日とも15:00開演
会場:新国立劇場 中劇場
全席指定:2160円(税込)

 

http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/performance/28_011064.html

講座 毛利臣男さんをお招きしてお話を伺います。

ダンスカフェサロンinあうるすぽっと2017『ダンスの観方、読み方』が下記の通り開催されます。

後期4回目に毛利臣男氏の聞き手として登壇いたします。1992年のパリ・オペラ座『白鳥の湖』の鮮烈な衣裳は今でも忘れがたいですし、今年香港ではミュンヘン・バレエの『ラ・バヤデール』も毛利臣男氏によるものでした。

知られざるエピソードなど、ここならではのお話をうかがえることと思います。是非お運びください。

 

11月11日(土)19:00

「踊る衣裳~スーパー歌舞伎からパリ・オペラ座まで~」

会場:あうるすぽっと3階 会議室

料金:500円

定員:30名(予約優先)

 

予約先:dancecafe-21@krb.biglobe.ne.jp

    ➀参加希望講座名 ②お名前(ふりがな) ③ご連絡先(お電話番号もしくはEmail)

桜沢エリカさんの描く『バレエ・リュス~パリが煌めくとき~』

桜沢エリカ『バレエ・リュス ニジンスキーとディアギレフ』発売

桜沢エリカさんの描く『バレエ・リュス~パリが煌めくとき~』

桜沢エリカさんの描く『バレエ・リュス ニジンスキーとディアギレフ』が間もなく発売されます。学術協力させていただいた作品ですが、今回巻末にエッセイを書かせていただきました。
バレエ・リュスが桜沢エリカさん(原案:市川しんすさん)の手から多くの人の元に届けばと思っております。

 

是非お手に取ってご覧くださいませ!
美しい表紙にも気分が盛り上がるはず。

 

よろしくお願いいたします。

 

『バレエ・リュス ニジンスキーとディアギレフ』
(フィールコミックス) 1296円(税込)
発売日:2017年10月7日

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完成スリッパ

スリッパ作りました。

完成~! 刺繍糸選びや穴あけ楽しかった

完成~! 刺繍糸選びや穴あけ楽しかった

完成スリッパ

マットとの相性もいい感じ?

珍しくワークショップに参加して来ました。
スリッパのワークショップです。
たまたまた軽井沢滞在時に(元ベルコモンズ)を通りがかったら出店されていて、お知らせを見て面白そう!と参加してきました。

 

革のモチーフを選んで刺繍を自由にするのですが、とっても楽しくて、ハマってしまいそう。革の性質上先に穴を開けてから刺繍をしなくてはならないので、刺繍の糸の太さや刺繍の方法など考えてからしなくてはならないのです。
久し振りに中高時代の「手工芸部部長」の血が騒ぐ(?!) 体験でした。
今回は楽焼もしたし、手仕事を色々した夏だったかも。

 

ワークショップの先生はいつもはオーダーシューズを作られているcocokliroliro古川実咲様。
スリッパはS,M,Lサイズで作っておいて下さったものから選びます。とってもしっかりした作りで、ヌメ革なので使っていい風合が出るそうです。大切に履き込みたいと思います。

 

作られている靴も個性的なものも、普段にも履けそうなものも色々。
刺繍の色はオーダーでお願いできるそうです。
サンダルからすっかり靴のシーズンになりましたからお試ししてみてもいいかも。写真を撮り忘れてしまったのですが、ブーツの刺繍がとても素敵でした。

https://cookliroliro.jimdo.com/

新国立劇場でマクミラン版『春の祭典』@新国立劇場 オペラパレス

1920年代、ジャズエイジ!という印象のポスター

 2013年にストラヴィンスキー音楽、ニジンスキー振付で初演された『春の祭典』は現在に至るまで沢山の振付家によって新しいバージョンが生まれ続けています。

ストラヴィンスキーの音楽が振付家、ダンサーを刺激してやまないということでしょう。

そんなバージョンの一つ、1962年初演、マクミラン版の『春の祭典』が小林紀子バレエ団によって日本初演されましたので見てきました。

 

 英国では『春の祭典』100周年に際して英国ロイヤル・バレエ団で上演されたのですが、私はパリ、シャンゼリゼ劇場のオリジナルのニジンスキー版再現上演とサシャ・ヴァルツの同時上演を見に行っており、見られなかったのです。

 

 You Tubeで初演を踊った元英国ロイヤル・オペラ・バレエの芸術監督モニカ・メイソンのインタビューと指導時の映像やin sight という英国ロイヤル・バレエ団のプログラム時の指導映像を見ることができます。こういう映像はありがたいですね。

https://www.youtube.com/watch?v=QzY_JDr3xws

https://www.youtube.com/watch?v=RfGrZZX_nd0

https://www.youtube.com/watch?v=OZ97W_rRGiQ

 

 手形がついた衣裳、長いウィッグといったインパクトの強い初演の衣裳とは違いましたが、今回の美術・衣裳は2012年イングリッシュ・ナショナル・バレエ団再演時のデザイナー、キンダー・アグニーニによるアボリジニに想を得たという独特のもの。

個人的にはオリジナルも見て見たかったな、と思いましたが、プリミティブな印象はこの

美術・衣裳の方が強いのかもしれません。

 

 1960年代ならではの空気感もある振付で、意義深い公演だと思いました。

『春の祭典』は本当に振付家・ダンサーを魅了し続けていますが、マクミランも魅了された一人だったようです。

 

 面白いのは音楽のインパクトがあまりに強いためか、あるいはストラヴィンスキーが考えたという円になって踊るというイメージが強いためか、それとも初演のニジンスキー版のイメージゆえなのか、かなりの確率で円形になって立つ群舞、そして最後は一人あるいは二人が中央に持ち上げられる場面で終了する事でしょうか。

 

 同時に上演された同じくマクミラン振付『La Fin du Jour』は元々ゲランの「ルール・ブルー」というタイトルとされていた(商標のため使用できずに現在のタイトルになった)洒脱な作品でした。

『バレエの情景』はアシュトン振付で1948年に初演されましたが、実はこの音楽に最初に振付けたのはバレエ・リュスの最後のスターの一人、アントン・ドーリンなのです。個人的にはそうした歴史的なエピソードもプログラムで紹介いただけたら、少しずつでもバレエ・リュスが身近になるのに、とつい思ってしまいます。

この作品はバレエ・リュスの『ロミオとジュリエット』と「現在の“レ・シルフィード」を掛け合わせたような作品、という印象でした。その当時の最新のファッションイメージと軽快で、洒落た振付けは、初演の少し前のノスタルジーを感じさせる作品でもありました。

 

 マクミラン没後25周年記念と銘打たれたこのトリプル・ビル、なかなか日本で上演されない作品を見られる貴重な公演でした。せっかくの機会なので、プログラムにもう少し作品についての紹介があると多くの人に理解されやすいかもしれないな、と思いました。

宇野亞喜良氏『定本薔薇の記憶』に!

「定本 薔薇の記憶」 宇野亞喜良

誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。独特の表情。

“マジョリ画”

“マジョリ画”になった私。似てるかしら?

『定本 薔薇の記憶』ディアギレフが描かれたページ

ディアギレフが描かれたページに登場できて光栄です。

 少し遅いご紹介になってしまいましたが、イラストレーター宇野亞善良氏の新刊エッセイ集に登場しておりました。
大好きなイラストレーター、お目にかかれたのも嬉しく、さらにお話も楽しかったのですが、大変著名な方ですから、私の事をご記憶とは想像もしませんでしたから、思いがけない嬉しい事でした。

 

 新書館から出されていたバレエの本でディアギレフの肖像を描かれていて、当時意外ではあったのですが、人となりが伝わるようなイラストで、印象に残りました。
私が知ったのは中高時代。フランスのアンニュイさが伝わって来るような独特の少女達、猫が多く描かれた世界は魅惑的でした。

 

 その後、お芝居のチラシや少し前にはCDジャケットで見かけてやっぱりいいな、と思い、昨年は資生堂のマジョリカマジョルカというブランドで肖像画を作ってくれる“マジョリ画”というサービスが気に入って友人にも自分にも作ったりしました。

 

 私が登場するのは数ページですが、他のページも大変魅力満ちたもの。是非お手に取って宇野亞喜良氏の文字による魅力的な世界に触れてみて欲しいな、と思います。