宇野亞喜良氏『定本薔薇の記憶』に!

「定本 薔薇の記憶」 宇野亞喜良

誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。独特の表情。

“マジョリ画”

“マジョリ画”になった私。似てるかしら?

『定本 薔薇の記憶』ディアギレフが描かれたページ

ディアギレフが描かれたページに登場できて光栄です。

 少し遅いご紹介になってしまいましたが、イラストレーター宇野亞善良氏の新刊エッセイ集に登場しておりました。
大好きなイラストレーター、お目にかかれたのも嬉しく、さらにお話も楽しかったのですが、大変著名な方ですから、私の事をご記憶とは想像もしませんでしたから、思いがけない嬉しい事でした。

 

 新書館から出されていたバレエの本でディアギレフの肖像を描かれていて、当時意外ではあったのですが、人となりが伝わるようなイラストで、印象に残りました。
私が知ったのは中高時代。フランスのアンニュイさが伝わって来るような独特の少女達、猫が多く描かれた世界は魅惑的でした。

 

 その後、お芝居のチラシや少し前にはCDジャケットで見かけてやっぱりいいな、と思い、昨年は資生堂のマジョリカマジョルカというブランドで肖像画を作ってくれる“マジョリ画”というサービスが気に入って友人にも自分にも作ったりしました。

 

 私が登場するのは数ページですが、他のページも大変魅力満ちたもの。是非お手に取って宇野亞喜良氏の文字による魅力的な世界に触れてみて欲しいな、と思います。

フィール・ヤング表紙

ご紹介とプレゼントのお知らせ

フィール・ヤング表紙

 現在発売中の『フィール・ヤング』(祥伝社)2017年9月号で『祇園祭の愉しみ 山鉾と御神輿をめぐる悦楽』を素敵な文章でご紹介いただきました。2名様にプレゼントも。

 

 まだ買っていなかった!という方は是非ご応募ください。
『フィール・ヤング』、意外な作品の場面に祇園祭も登場していました!探してみてください。

三若差し上げ

祇園祭も終わり

鷹山お囃子

鷹山のお囃子も楽しみました

手作り茅の輪。ちゃんと丸く仕上がりました

大茅の輪をくぐります

三若差し上げ

三若(中御座)神輿、最後の差し上げ。旗と提灯にも注目です!

四若(東御座)の勇壮な差し上げ。最後の鐶鳴らしのテンションもMaxでした

錦差し上げ

錦(西御座)差し上げ。一番遅い時間に八坂神社に到着されます。たまたま他の方のカメラフラッシュで明るくとれました

 後祭を追えて、7月31日、祇園祭は無事幕を下ろしました。
今年も沢山の新しい瞬間、心奪われる瞬間に立ち会うことができました。 

 

 祇園祭の本を出した年、ということで新しい出会いもありました。また、バレエの時とは違う方達からの反応をいただいたり、嬉しい場面も沢山ありました。

 

 後祭の宵山では鷹山が初めての日和神楽。新しい屋台も立派でした。一歩ずつ復興に向かう姿に見守る人の数も増加の一途をたどっています。会所に出されていた「権之助茶屋」の黒蜜のかき氷もとても美味、ありそうでなかったメニューで人気がでそうです。

 

 後祭では『祇園祭の愉しみ』の素晴らしい写真を撮られた井上成哉様が八幡山の行司役をされていたので、ご説明もいただきながら、いつも以上に熱心に拝見しました。鳩が可愛らしく、また屏風祭も楽しい山です。

 

 昼は後祭の巡行を追いかけ、夜は御神輿さんを追いかけて、深夜の御霊戻しまで歩きまわりました。(携帯の万歩計によれば3万7千歩(!) だそう)
ここに立ち会うと、あぁそろそろ終わりと寂しくなります。御神輿を担がれている方達も還幸祭が近づくと寂しくなるとおっしゃられていました。

 

 そして、31日、同じ八坂神社の「疫神社夏越祭」で大茅の輪をくぐり、茅の輪を作って「蘇民将来之子孫也」の護符をいただきました。今年は友人の分と3つ。少しずつ上手になってきたな…。

 

 また1年無事で過ごせますように、そしてまた来年…の祈りを込めて。

 

『祇園祭の愉しみ~山鉾と御神輿の悦楽~』(京都しあわせ倶楽部)、PHP出版『祇園祭の愉しみ~山鉾と御神輿の悦楽~』芳賀直子著 好評発売中発売

映画『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』本日公開!

『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』

3月のパリの地下鉄で写真を撮る人が絶えないので何かしら、と思ったらポルーニン出演のDIESELの広告でした。“MAKE LOVE NOT WALLS”(下には小さくフランス語)確かに‼‼

『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』

美しい写真やインタビューが満載のパンフレット。私も“「野獣のよう」と評されるダンサーの系譜~ニジンスキーからポルーニンまで~”を寄稿しました。是非会場で!

『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』

光降り注ぐ中のポルーニンは何を祈っているのでしょう…

 今年公開されるバレエ映画の中でも多方面から注目を集めるのがこの映画です。You Tubeでの「Take me to church」は現時点で1200万回という驚異的なView数となっています。その数字はポルーニンがバレエ関係者以外の人にも知られたと言う事を証明していると言えそうです。
実際、私も思いがけない場所でこの映画が公開される随分前から、いつ公開かと聞かれたり、とこれまでのバレエ映画とは全く違う手応えを感じました。
以前こちらでもご紹介したイヴェントでのポルーニンは背景がパイプオルガンだったこともあって、映像とは別の魅力もありました。

 

 映画は何かを極める事の熾烈さとそこから立ち上がり前を向いた人間の透明感ある強さを感じさせるもので、何回も見たいと思う出来栄え。年代、自分の状況、それぞれに「刺さる」台詞や場面がありそうです。

 

 写真展、来場者プレゼント、SNSプレゼント等イヴェントも目白押しです。公式サイトで順次更新されています。

 

公式サイト:
 http://www.uplink.co.jp/dancer/

Leningrad hotel

『レニングラードホテル』と『桃』~“美丈夫”の日?~

Leningrad hotel

ムード溢れる『レニグラード・ホテル』入口。お花も沢山届いていました。

桃

入口に飾られているのはフライヤーの表、内側とのコントラストが印象的

モノクロを開くと色っぽい桃色、なのですがこれも上手に撮るのは難しい色

舞台の多い時期でどれを見に行くか迷います。
昼はスパイラルホールで『レニングラードホテル』、夜は神楽坂セッションハウスで『桃』。

 

『レニングラード・ホテル』は首藤康之さんとCAVAによるもの。
チラシ、ポスターの雰囲気そのままの洒脱でスタイリッシュな舞台。席におかれているインビテーションカードのような当日プログラムも洒落た作りでした。台詞がないのに台詞が聞こえてきそうな独特の世界をキャラクター設定がはっきりした出演者で楽しむことができました。
首藤康之氏の存在感は舞台を引きしめているように感じました。バレエ・ダンサーから始めて着実に新しい表現の世界を広げていく首藤康之氏の姿は頼もしいな、と感じます。そしてもっと見たいと思った舞台でした。

 

夜は『桃 Spooky action at a distance!!』
こちらは言葉も発する作品でしたが、色々な感覚を刺激してくる舞台でした。振付の鯨井謙太郎氏は意外な事にソロは昨年が初めて、今回は多人数のダンサーを振付。これまでと違う方法論を試みたとの事で、定方まこと氏とのユニット、CORVUSともまた違った世界観で、この先も楽しみ。
当日プログラムの「地上で起る事は 地上で終る 地上で起こらぬ事は 地上で終わらぬ」という一文が残りました。

 

そして、アフタートークでもなるほど、と思う事が色々ありました。
まさか本当のお母さまとの共演とは不勉強にして気付きませんでしたし。
鯨井氏は何といっても身体が切れるので、動いてしまえば圧倒的なのですが、動かず表現をというところはまだまだよくなりそう。

 

いずれも見応えのある公演でした。

POP、書きました!

『祇園祭の愉しみ~山鉾と御神輿の悦楽~』の書店用POPを20枚程書きました。京都の書店を中心に展開しておりますので、探してみて下さい。
実はPOPを書いたのは初めて。一人でも多くの方に本が届きますように。

 

そのPOPに使わせていただいたのが「乙女の祇園祭」さんの新製品のマスキングテープ。
今年はこの他にお家で鉾建てができるはがきサイズの鉾カードも発売されるそうで、先日会社に伺った際に見せていただきました。毎年宵山にはお店を出されるので絶対購入リストに入っています。御朱印集めをされる方は今年発売の2種類と全4種あって、房もかわいい御朱印帳なので、こちらも是非。

http://www.otomenokyoto.com

ジゼル

『ジゼル』から『Mariage』へ… 『ジゼル』@上野 東京文化会館  CAT-A-TAC『Mariage』@神楽坂 セッションハウス

新国立劇場バレエ団の『ジゼル』 劇場は実は水辺にあるとも言えます(ヒラリオン・ハンスが落とされるのは沼ですけれど)

ジゼル

K Ballet『ジゼル』の公演プログラムはいつも大判サイズです

CAT-A-TAC

作品フライヤーからも楽しさが伝わる?!

グッズデザイナーでもある藤田善宏氏によるグッズも魅力的。昨年のバッグと今回のTシャツ。あまりグッズに興味がない私もつい欲しくなる可愛さです。

 今年の日本は『ジゼル』の当たり年と言えそうです。
ボリショイ・バレエ団に始まり、新国立劇場、K Balletと『ジゼル』が続きました。
難しい事は承知ですが、“『ジゼル』共通チケット”のようなものがあれば、手軽に違うカンパニーで同じ作品を見る楽しさを多くの人が楽しめるのに…と思わずにいられません。バレエは作品で見ても面白いですし、人で見ても、縦糸横糸色々なので、そうした楽しみ方に多くの人がアクセスできればいいなと思います。

 

 『ジゼル』は『白鳥の湖』と違って結末がバージョンやバレエ団によって違うということはありませんが、役名含め違いはあります。
また、人物や心情の描き方も様々です。ジゼルは気弱で病弱な少女なのか、元気いっぱいだけれど心臓に持病があるという影を持つ少女なのか、アルブレヒトの恋は戯れなのか、本気なのか、そしてヒラリオン(新国立バレエ団上演のセルゲーエフ版ではハンス)の姿は粗野で向こう見ずな姿から、「愛されキャラ」まで幅広いですから、見どころが沢山。同じバレエ団でも踊る人によって作品世界はもちろん変わりますから、そんな楽しみ方もしたいものです。

 

 K Balletの荒井裕子氏のジゼルは本当に可愛らしい町娘。その純真な恋心が悲劇へ向かう様は心に迫るものがありました。ジゼルになってからの凛とした姿、そしてふわりと跳ぶ様はやっぱりロマンティック・バレエの傑作の一つだなと思う出来栄え。
山本雅也氏は瑞々しい王子を演じ、好印象。堀内将平氏のヒラリオンはジゼルに獲物ではなく花をプレゼントしますが、それにすら気付いてもらえず、苛立ち、苦しむ姿も印象に残りました。また、アルブレヒトの従者ウィルフリードの心情、行動にはリアルな人間を感じました。
 新国立劇場の『ジゼル』は木村優里氏で見ましたが、とても丁寧で繊細なジゼル、本当に飛んで消えてしまいそうな儚い佇まいでした。渡部峻郁氏は少しのほほんと育てられた王子という印象、ハンスの中家正博氏の演技力はインパクトの強いものでした。
 写真が撮れませんでしたが、ロビーの氷のデザートも気分にも陽気にもぴったりでした。こういう「遊び」も劇場には大切だな、と思います

 

 『ジゼル』を見た後で向かったのは『Mariage』…とちょっと面白い取り合わせになりました。
CAT-A-TACはコンドルズのメイン・ダンサーの一人である藤田善宏氏の個人ユニットですが昨年12月の『FUTARI de ZUCCU』も楽しくてちょっとキュンとする作品でした。今回も遊び心に溢れ、肉体的には実は難しい場面もさらりと面白く見せたり、何とも軽やかで個人のキャラクターが立った作品で、楽しく幸せな気持ちになりました。説明的すぎないけれどストーリーはクリア。まさにフライヤーにある「ちょっと変わったパフォーマンスダンスストーリー」の通り。
 ダンスにあまりなじみがない人をお連れしてもきっと楽しんでいただける作品。それでありながらダンスとしても面白い!藤田善宏氏の作品は今後も見たいな、楽しみだなと思います。