今年はバレエ・スエドワ100周年!

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バレエ&ダンスの話/トーク・アバウト・バレエ&ダンス #4クリスマススペシャル
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5年間しか存在しなかったあまりに1920年的なバレエ団、その魅力の一端をここで感じていただけたら幸いです。

 

5月2日から週一回更新12回の連載無事終了いたしました。

 

また秋の気配が感じられる頃から年末まで書き残したエピソードをご紹介しようと思っています。一人でも多くの方にバレエ・スエドワの面白さが伝わりますように。そしてこの100周年一緒にお祝いいたしましょう。ご感想もContactより是非お寄せ下さい。楽しみにお待ちしております。

 

Grattis!!(スウェーデン語でおめでとうの意です☆)

 

最新記事

<美に囲まれて~2~>

◆ 2 ◆ 世界初の男性ファッション誌「Monsieur」 マレの仕事が多岐にわたっていたことはこちら紹介してきた通りですが、こんなことも?ということもしています。 『Monsieur』というのは世界初の男性ファッション雑誌ですが、これはマレが考え創刊したものでした。経営は変わりましたが、現在も「世界初の男性雑誌」というコピーと共に出版され続けています。 h…

 

連載記事

<そもそもバレエ・スエドワって?>~1~

  ◆ 1 ◆ バレエ・スエドワって? バレエ・スエドワとは何でしょうか。   Ballet Suedoisというフランス語で、スウェーデン・バレエもしくはスウェーデンのバレエ団という普通名詞です。 バレエに詳しい方はあれ?似ていない?と思う存在があるかもしれませんね。 ディアギレフが主宰したバレエ・リュス(Ballets Russes)です。 ご推察の通り、バレエ・リュスに倣…

<そもそもバレエ・スエドワって?>~2~

  ◆ 2 ◆ 100周年に寄せて+今日はマレのバースデー!   今年はバレエ・スエドワ1920年の結成100周年です。そして本日(5月9日)はロルフ・ド・マレの132回目のお誕生日です!(1888年生まれ、1964年死去)   私はこの連休が終わった後、5月15日に初日を迎える『スケーティング・リンク』の再現上演のため13日からストックホルム入りする予定でした。19…

<世界初の男マレ ~1~>

◆ 1 ◆ 世界初の国際振付コンクール開催     現在、日本ではバレエについて一般の雑誌やTVが取り上げる一番頻度の高いトピックスはコンクールの入賞です。 では、そのコンクールがいつから始まったのか、と聞かれると即答できる人はわずかなのではないでしょうか。   実は「初」の国際振付コンクールを開催したのはロルフ・ド・マレ、1932年7月2~4日の事でした。これは少な…

<世界初の男マレ ~2~>

◆ 2 ◆ 世界初のダンス・アーカイヴ創設 ロルフ・ド・マレは前回ご紹介したコンクールだけではなく、沢山の「世界初」を手掛けた人物でした。前回ご紹介したコンクールと並んで、現在の目からみても重要で記憶されるべき仕事に世界初のダンス・アーカイヴの創設があげられます。   何より重要なのは、「アーカイヴ」という概念を初めてダンスにもたらし、1930年代にマレがこのような組織を私費で作った事で…

<日本文化とのかかわり~1~>

◆ 1 ◆「櫻を見る會」に参加したマレ ロルフ・ド・マレは生涯沢山の旅をしました。最初のヨーロッパ以外への長旅は1910年、マレが22歳の時、父に連れられて出かけたインドでした。この旅はマレにとって忘れられないものになりました。父ヘンリックが自らの50歳の誕生日を息子と迎える日程で計画したものでした。50歳の誕生日はナポリからエジプトのポートサイドに向けた船の中、シャンパンで祝われたそう。 豪華客…

<日本文化とのかかわり~2~>

◆ 2 ◆ 民族舞踊をおいかけて… 本題に入る前に本日(6月6日)は『人とその欲望』の初演日です。 1921年、バレエ団結成2年目の事でした。この作品には日本にも深く関係のあるポール・クローデルが深く関わっています。(ポール・クローデルは早くから日本に深い関心を寄せていただけではなく、1921年から1927年まで駐日大使として日本に赴任していました。) ロダンの恋人で、何度が映画にもなったカミーユ…

<世界を股にかけた男~1~>

◆ 1 ◆ 珈琲農園とケータリング 前回マレの「貴族」らしい生活について少しだけ触れましたが、彼は自国の自らの広大な領地をもっていただけではなく、他国にも拠点を作りました。貴族としての常として、彼はスウェーデン国内にもいくつかの拠点をもっていましたし、海外でも同様でした。彼が育ったかつての祖母の家は現在ハッリウィル美術館として公開されていますが、ここだけが彼の拠点ではありませんでした。パリではサン…

<世界を股にかけた男~2~>

◆ 2 ◆ インドでもシボレー   前回ご紹介したように、マレは当時の貴族として「当然」だった、でも今から考えると驚くような数々の行動をしています。   基本的にマレも他の貴族同様、どこに行っても自分の生活様式を大きく崩すことはありませんでした。だからこそ、ケニアの白亜の邸宅での生活にも常駐の別荘管理人を置き、欧州に居る時と同じ生活を続けていたのです。 その一方で、その場でなけ…

<ロマンスと友情~1~>

◆ 1 ◆ ニルスのふしぎな旅 with マレ 年齢がバレますが『ニルスの不思議な旅』というアニメがありました。ガチョウのモルテンに載って14歳の少年ニルスが旅する話です。この作品は元々スウェーデンの子供たちが自国の地理を楽しく学べるようにという政府からの依頼を受けて児童文学の作家セルマ・ラーレゲルレーヴが書き、1906~1907年に刊行されたものだそう。 私が最初にマレの恋人であり、生涯の友人で…

<ロマンスと友情~2~>

◆ 2 ◆ ヴァレンチノとの友情 私が最初にみたヴァレンチノは写真でした。その完璧といってもいい美しさに驚きました。その後『シーク』『血と砂』といった作品を見る機会があり、動いていてもいちいち「さまになる」役者だなぁと思いました。 バレエ・リュスの研究を進める中で彼が死んだ1926年の葬儀に10万とも20万ともいわれる人が集った様子なども知り、その人気を改めて知りました。   &nbsp…

<美に囲まれて~1~>

◆ 1 ◆ マレの育った家は美術館に   ここまで様々な視線から見てきたロルフ・ド・マレですが、彼の育った環境についても少しご紹介したいと思います。   ハッリウィル家の三人姉妹の二女である母エレン、裕福な地主で貴族の父ヘンリック・ド・マレの息子として1888年に生まれました。皇帝を自宅に招いたほどの高位の貴族の長男として生まれた一人息子でした。 愛情にも環境にも恵まれて何不自…

<美に囲まれて~2~>

◆ 2 ◆ 世界初の男性ファッション誌「Monsieur」 マレの仕事が多岐にわたっていたことはこちら紹介してきた通りですが、こんなことも?ということもしています。 『Monsieur』というのは世界初の男性ファッション雑誌ですが、これはマレが考え創刊したものでした。経営は変わりましたが、現在も「世界初の男性雑誌」というコピーと共に出版され続けています。 https://www.monsieur….