Yokohama Dance Collectionも中盤になってきました。見た事のない新人にも出会えるコンペティションIIを2日間見ました。25歳以下、36名の中から映像・書類審査を経て選ばれた12名の振付家による作品。
雪もちらつく中の開催。1日目は電車が遅れて1本目の横山八枝子氏の作品は見ることができませんでした。その他11本を楽しみました。
見られなかったものがあると「良かった」と聞いてとても悔しくなるものですね…。
審査結果は出ていませんが、1日目の永田桃子『Brain in a vat』は衣裳のイメージなどが細やかで、世界観がはっきりとしていました。また振付の中の様々な質感のある動きが私には心地良く、あっという間の10分でもっと見ていたい、見てみたいと思いました。
2日目は下島礼紗『オムツをはいたサル』は“キワモノ”と言ってもいい作品だと思いますが、チャレンジングな作品であったことは確かです。久しぶりに聞いた麻原彰晃ソングはなかなか衝撃的でした。久保田舞『草みちでのくだる会話』は会場の柱を巧く使ったり、光の演出を多用するなど工夫が見られました。
10分という時間でどこまで見せられるか、どう見せるか、色々なチャレンジが見られました。
授賞の発表は12日19:00。選ばれるのは誰になるのでしょうか。
審査員は伊藤千枝(珍しいキノコ舞踊団・振付家・演出家・ダンサー)、ヴィヴィアン佐藤(美術家)、柴幸男(劇作家・演出家/ままごと主宰)、浜野文雄(新書館「ダンスマガジン」編集委員)。彼らの判断が楽しみです。