1937年のシャンゼリゼ劇場プログラム表紙

2020-2021のシーズンのパリの劇場プログラムが続々発表されています。

シャンゼリゼ劇場も発表されました。

 

シャンゼリゼ劇場はロルフ・ド・マレが借り上げてバレエ・スエドワの本拠地としていた劇場。

バレエ・スエドワ関係の上演は2つ入っていました。

 

1.10月11日『エッフェル塔の花嫁花婿』へのオマージュ作品が若年年齢層向け公演として

11:00/15:00

1973年にJean Christophe Averty(1928~2017)によってつくられたアニメーションです。これは未見です。

https://www.jeanine-roze-production.com/spectacle/les-maries-de-la-tour-eiffel-2/

これかもしれません。

 

2.スウェーデン王立バレエ団の『バレエ・スエドワ・プログラム』上演

内容は9月にストックホルム王立劇場初演と同じです。

10月15,16,17日20:00/ 18日16:00の4公演

初演された劇場でも見たいけれど、本国でも見たい…、いっそのこと両方?悩ましいところです。

https://2021.theatrechampselysees.fr/saison/danse-1/royal-swedish-ballet-nicolas-le-riche

ちなみにスウェーデン王立バレエ団には今期からニコラ・ル・リッシュが芸術監督に就任しています。90年代のパリ・オペラ座の黄金時代のダンサーの一人です。彼はジェローム・ロビンスの『牧神の午後』が個人的には忘れられない公演の一つです。

 

チケット発売は9月なので、スウェーデンで見てから考えてもいいのかもしれません。そもそも本当に上演が実現するのかもまだまだ予断を許しませんが、ここは希望的観測であっても夢を見ておきたいところ。

 

この他シャンゼリゼ劇場のプログラムではザハロワがガブリエル・シャネルを踊るという作品も見てみたいですね。

10月24日 20:00/ 10月25日 16:00の2回公演

85点の衣裳がシャネル社によってこの作品のために作られたそう。シャネルはバレエとは切っても切れない縁があるので、『青列車』も2024年なら100周年、上演してほしいなと思ってしまいますが…。

https://2021.theatrechampselysees.fr/saison/danse-1/svetlana-zakharova-project

 

欧州の劇場がどのように今後対策をとって再開していくのかはっきりしない点もありますが、Show must go on…です。