2022年、お世話になりました。
2023年、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2022年も沢山の方にお世話になり、充実した時間を沢山過ごすことができたことを心よりありがたく、感謝しております。
バレエ・スエドワ100周年だった2020年から待ち望み、フライト&ホテルを予約しては入国できずキャンセルを何回かした末ようやくストックホルム、ダンス博物館の「バレエ・スエドワ展」に行くことができました。
しかもかつての冬しか行ったことのないストックホルムでカフェの店員から関係者まで皆が必ず口にした「5月にこなくちゃ」が図らずしも実現しました。
聞きしに勝るとはこのことで、北欧の萌えいずる春は本当に美しく多幸感に満ちたもので展覧会を見られたこと、沢山の貴重な資料を閲覧しに通えたことと併せて一生忘れられない旅になりました。
空港からホテルについてお部屋でお茶を飲んでから出かけたダンス博物館の通りでの自分の笑顔に驚いたり、恵まれたお天気に空や雲、鳥たち花々なにもかもが煌めいていました。
資料と展示はそれ以上に面白く、今後またご報告できる機会をお待ちいただけたらと思います。
夏には元通りとはいかないまでも祇園祭が巡行&御神輿渡御(八坂神社から御旅所まででしたが)が行われ、2年ぶりの夏が来ました。私が生きて見られる最後の復興鉾鷹山さんの巡行にも胸を熱くしました。
御囃子の音に心と脳に響き、御神輿渡御に血がたぎる、そんな夏がだいぶよみがえりました。
11月にはこちらも気が付けば5年半という長い準備期間となった『パリ・オペラ座~響き合う芸術の殿堂~』展が開幕しました。
監修の三浦篤教授にお声かけいただいたこと本当にありがたく思っております。
何度行っても新しい発見がある展示となっていますので、皆様も是非一度と言わず何度でもお運びくださいませ!
僅かですが、私の大切なコレクションも出品されていますし、かつてキュレーターを務めた大切な大切な薄井憲二バレエ・コレクションからの出品もありますのでそちらも是非ご覧ください。2月5日まで、新年再開は1月4日からです。
そして、この展示に関わるイヴェントで初めて「ダンス・ドラマトゥルク」として作品制作に関わりました。パリ・オペラのバレエを20分にキュッと凝縮した作品となりました。
オンラインでご覧いただけますので是非ご覧ください。
世界は混とんに満ちていますが、2023年が皆様にとって世界にとって少しでも幸多きものになりますように。
そして個人的には素敵な舞台・ダンサー・振付家を見続けたい!と思っています。
2023年もどうぞよろしくお願いいたします。
バレエ・リュスのプログラム全ページ紹介も引き続き開催していきますのでご参加下さいませ。
芳賀直子