完成スリッパ

スリッパ作りました。

完成~! 刺繍糸選びや穴あけ楽しかった

完成~! 刺繍糸選びや穴あけ楽しかった

完成スリッパ

マットとの相性もいい感じ?

珍しくワークショップに参加して来ました。
スリッパのワークショップです。
たまたまた軽井沢滞在時に(元ベルコモンズ)を通りがかったら出店されていて、お知らせを見て面白そう!と参加してきました。

 

革のモチーフを選んで刺繍を自由にするのですが、とっても楽しくて、ハマってしまいそう。革の性質上先に穴を開けてから刺繍をしなくてはならないので、刺繍の糸の太さや刺繍の方法など考えてからしなくてはならないのです。
久し振りに中高時代の「手工芸部部長」の血が騒ぐ(?!) 体験でした。
今回は楽焼もしたし、手仕事を色々した夏だったかも。

 

ワークショップの先生はいつもはオーダーシューズを作られているcocokliroliro古川実咲様。
スリッパはS,M,Lサイズで作っておいて下さったものから選びます。とってもしっかりした作りで、ヌメ革なので使っていい風合が出るそうです。大切に履き込みたいと思います。

 

作られている靴も個性的なものも、普段にも履けそうなものも色々。
刺繍の色はオーダーでお願いできるそうです。
サンダルからすっかり靴のシーズンになりましたからお試ししてみてもいいかも。写真を撮り忘れてしまったのですが、ブーツの刺繍がとても素敵でした。

https://cookliroliro.jimdo.com/

新国立劇場でマクミラン版『春の祭典』@新国立劇場 オペラパレス

1920年代、ジャズエイジ!という印象のポスター

 2013年にストラヴィンスキー音楽、ニジンスキー振付で初演された『春の祭典』は現在に至るまで沢山の振付家によって新しいバージョンが生まれ続けています。

ストラヴィンスキーの音楽が振付家、ダンサーを刺激してやまないということでしょう。

そんなバージョンの一つ、1962年初演、マクミラン版の『春の祭典』が小林紀子バレエ団によって日本初演されましたので見てきました。

 

 英国では『春の祭典』100周年に際して英国ロイヤル・バレエ団で上演されたのですが、私はパリ、シャンゼリゼ劇場のオリジナルのニジンスキー版再現上演とサシャ・ヴァルツの同時上演を見に行っており、見られなかったのです。

 

 You Tubeで初演を踊った元英国ロイヤル・オペラ・バレエの芸術監督モニカ・メイソンのインタビューと指導時の映像やin sight という英国ロイヤル・バレエ団のプログラム時の指導映像を見ることができます。こういう映像はありがたいですね。

https://www.youtube.com/watch?v=QzY_JDr3xws

https://www.youtube.com/watch?v=RfGrZZX_nd0

https://www.youtube.com/watch?v=OZ97W_rRGiQ

 

 手形がついた衣裳、長いウィッグといったインパクトの強い初演の衣裳とは違いましたが、今回の美術・衣裳は2012年イングリッシュ・ナショナル・バレエ団再演時のデザイナー、キンダー・アグニーニによるアボリジニに想を得たという独特のもの。

個人的にはオリジナルも見て見たかったな、と思いましたが、プリミティブな印象はこの

美術・衣裳の方が強いのかもしれません。

 

 1960年代ならではの空気感もある振付で、意義深い公演だと思いました。

『春の祭典』は本当に振付家・ダンサーを魅了し続けていますが、マクミランも魅了された一人だったようです。

 

 面白いのは音楽のインパクトがあまりに強いためか、あるいはストラヴィンスキーが考えたという円になって踊るというイメージが強いためか、それとも初演のニジンスキー版のイメージゆえなのか、かなりの確率で円形になって立つ群舞、そして最後は一人あるいは二人が中央に持ち上げられる場面で終了する事でしょうか。

 

 同時に上演された同じくマクミラン振付『La Fin du Jour』は元々ゲランの「ルール・ブルー」というタイトルとされていた(商標のため使用できずに現在のタイトルになった)洒脱な作品でした。

『バレエの情景』はアシュトン振付で1948年に初演されましたが、実はこの音楽に最初に振付けたのはバレエ・リュスの最後のスターの一人、アントン・ドーリンなのです。個人的にはそうした歴史的なエピソードもプログラムで紹介いただけたら、少しずつでもバレエ・リュスが身近になるのに、とつい思ってしまいます。

この作品はバレエ・リュスの『ロミオとジュリエット』と「現在の“レ・シルフィード」を掛け合わせたような作品、という印象でした。その当時の最新のファッションイメージと軽快で、洒落た振付けは、初演の少し前のノスタルジーを感じさせる作品でもありました。

 

 マクミラン没後25周年記念と銘打たれたこのトリプル・ビル、なかなか日本で上演されない作品を見られる貴重な公演でした。せっかくの機会なので、プログラムにもう少し作品についての紹介があると多くの人に理解されやすいかもしれないな、と思いました。

宇野亞喜良氏『定本薔薇の記憶』に!

「定本 薔薇の記憶」 宇野亞喜良

誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。独特の表情。

“マジョリ画”

“マジョリ画”になった私。似てるかしら?

『定本 薔薇の記憶』ディアギレフが描かれたページ

ディアギレフが描かれたページに登場できて光栄です。

 少し遅いご紹介になってしまいましたが、イラストレーター宇野亞善良氏の新刊エッセイ集に登場しておりました。
大好きなイラストレーター、お目にかかれたのも嬉しく、さらにお話も楽しかったのですが、大変著名な方ですから、私の事をご記憶とは想像もしませんでしたから、思いがけない嬉しい事でした。

 

 新書館から出されていたバレエの本でディアギレフの肖像を描かれていて、当時意外ではあったのですが、人となりが伝わるようなイラストで、印象に残りました。
私が知ったのは中高時代。フランスのアンニュイさが伝わって来るような独特の少女達、猫が多く描かれた世界は魅惑的でした。

 

 その後、お芝居のチラシや少し前にはCDジャケットで見かけてやっぱりいいな、と思い、昨年は資生堂のマジョリカマジョルカというブランドで肖像画を作ってくれる“マジョリ画”というサービスが気に入って友人にも自分にも作ったりしました。

 

 私が登場するのは数ページですが、他のページも大変魅力満ちたもの。是非お手に取って宇野亞喜良氏の文字による魅力的な世界に触れてみて欲しいな、と思います。

フィール・ヤング表紙

ご紹介とプレゼントのお知らせ

フィール・ヤング表紙

 現在発売中の『フィール・ヤング』(祥伝社)2017年9月号で『祇園祭の愉しみ 山鉾と御神輿をめぐる悦楽』を素敵な文章でご紹介いただきました。2名様にプレゼントも。

 

 まだ買っていなかった!という方は是非ご応募ください。
『フィール・ヤング』、意外な作品の場面に祇園祭も登場していました!探してみてください。

三若差し上げ

祇園祭も終わり

鷹山お囃子

鷹山のお囃子も楽しみました

手作り茅の輪。ちゃんと丸く仕上がりました

大茅の輪をくぐります

三若差し上げ

三若(中御座)神輿、最後の差し上げ。旗と提灯にも注目です!

四若(東御座)の勇壮な差し上げ。最後の鐶鳴らしのテンションもMaxでした

錦差し上げ

錦(西御座)差し上げ。一番遅い時間に八坂神社に到着されます。たまたま他の方のカメラフラッシュで明るくとれました

 後祭を追えて、7月31日、祇園祭は無事幕を下ろしました。
今年も沢山の新しい瞬間、心奪われる瞬間に立ち会うことができました。 

 

 祇園祭の本を出した年、ということで新しい出会いもありました。また、バレエの時とは違う方達からの反応をいただいたり、嬉しい場面も沢山ありました。

 

 後祭の宵山では鷹山が初めての日和神楽。新しい屋台も立派でした。一歩ずつ復興に向かう姿に見守る人の数も増加の一途をたどっています。会所に出されていた「権之助茶屋」の黒蜜のかき氷もとても美味、ありそうでなかったメニューで人気がでそうです。

 

 後祭では『祇園祭の愉しみ』の素晴らしい写真を撮られた井上成哉様が八幡山の行司役をされていたので、ご説明もいただきながら、いつも以上に熱心に拝見しました。鳩が可愛らしく、また屏風祭も楽しい山です。

 

 昼は後祭の巡行を追いかけ、夜は御神輿さんを追いかけて、深夜の御霊戻しまで歩きまわりました。(携帯の万歩計によれば3万7千歩(!) だそう)
ここに立ち会うと、あぁそろそろ終わりと寂しくなります。御神輿を担がれている方達も還幸祭が近づくと寂しくなるとおっしゃられていました。

 

 そして、31日、同じ八坂神社の「疫神社夏越祭」で大茅の輪をくぐり、茅の輪を作って「蘇民将来之子孫也」の護符をいただきました。今年は友人の分と3つ。少しずつ上手になってきたな…。

 

 また1年無事で過ごせますように、そしてまた来年…の祈りを込めて。

 

『祇園祭の愉しみ~山鉾と御神輿の悦楽~』(京都しあわせ倶楽部)、PHP出版『祇園祭の愉しみ~山鉾と御神輿の悦楽~』芳賀直子著 好評発売中発売

映画『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』本日公開!

『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』

3月のパリの地下鉄で写真を撮る人が絶えないので何かしら、と思ったらポルーニン出演のDIESELの広告でした。“MAKE LOVE NOT WALLS”(下には小さくフランス語)確かに‼‼

『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』

美しい写真やインタビューが満載のパンフレット。私も“「野獣のよう」と評されるダンサーの系譜~ニジンスキーからポルーニンまで~”を寄稿しました。是非会場で!

『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』

光降り注ぐ中のポルーニンは何を祈っているのでしょう…

 今年公開されるバレエ映画の中でも多方面から注目を集めるのがこの映画です。You Tubeでの「Take me to church」は現時点で1200万回という驚異的なView数となっています。その数字はポルーニンがバレエ関係者以外の人にも知られたと言う事を証明していると言えそうです。
実際、私も思いがけない場所でこの映画が公開される随分前から、いつ公開かと聞かれたり、とこれまでのバレエ映画とは全く違う手応えを感じました。
以前こちらでもご紹介したイヴェントでのポルーニンは背景がパイプオルガンだったこともあって、映像とは別の魅力もありました。

 

 映画は何かを極める事の熾烈さとそこから立ち上がり前を向いた人間の透明感ある強さを感じさせるもので、何回も見たいと思う出来栄え。年代、自分の状況、それぞれに「刺さる」台詞や場面がありそうです。

 

 写真展、来場者プレゼント、SNSプレゼント等イヴェントも目白押しです。公式サイトで順次更新されています。

 

公式サイト:
 http://www.uplink.co.jp/dancer/

Leningrad hotel

『レニングラードホテル』と『桃』~“美丈夫”の日?~

Leningrad hotel

ムード溢れる『レニグラード・ホテル』入口。お花も沢山届いていました。

桃

入口に飾られているのはフライヤーの表、内側とのコントラストが印象的

モノクロを開くと色っぽい桃色、なのですがこれも上手に撮るのは難しい色

舞台の多い時期でどれを見に行くか迷います。
昼はスパイラルホールで『レニングラードホテル』、夜は神楽坂セッションハウスで『桃』。

 

『レニングラード・ホテル』は首藤康之さんとCAVAによるもの。
チラシ、ポスターの雰囲気そのままの洒脱でスタイリッシュな舞台。席におかれているインビテーションカードのような当日プログラムも洒落た作りでした。台詞がないのに台詞が聞こえてきそうな独特の世界をキャラクター設定がはっきりした出演者で楽しむことができました。
首藤康之氏の存在感は舞台を引きしめているように感じました。バレエ・ダンサーから始めて着実に新しい表現の世界を広げていく首藤康之氏の姿は頼もしいな、と感じます。そしてもっと見たいと思った舞台でした。

 

夜は『桃 Spooky action at a distance!!』
こちらは言葉も発する作品でしたが、色々な感覚を刺激してくる舞台でした。振付の鯨井謙太郎氏は意外な事にソロは昨年が初めて、今回は多人数のダンサーを振付。これまでと違う方法論を試みたとの事で、定方まこと氏とのユニット、CORVUSともまた違った世界観で、この先も楽しみ。
当日プログラムの「地上で起る事は 地上で終る 地上で起こらぬ事は 地上で終わらぬ」という一文が残りました。

 

そして、アフタートークでもなるほど、と思う事が色々ありました。
まさか本当のお母さまとの共演とは不勉強にして気付きませんでしたし。
鯨井氏は何といっても身体が切れるので、動いてしまえば圧倒的なのですが、動かず表現をというところはまだまだよくなりそう。

 

いずれも見応えのある公演でした。

POP、書きました!

『祇園祭の愉しみ~山鉾と御神輿の悦楽~』の書店用POPを20枚程書きました。京都の書店を中心に展開しておりますので、探してみて下さい。
実はPOPを書いたのは初めて。一人でも多くの方に本が届きますように。

 

そのPOPに使わせていただいたのが「乙女の祇園祭」さんの新製品のマスキングテープ。
今年はこの他にお家で鉾建てができるはがきサイズの鉾カードも発売されるそうで、先日会社に伺った際に見せていただきました。毎年宵山にはお店を出されるので絶対購入リストに入っています。御朱印集めをされる方は今年発売の2種類と全4種あって、房もかわいい御朱印帳なので、こちらも是非。

http://www.otomenokyoto.com