『TALK & PRESENTATION Carpe diem今を摘め』第2回開催! 

日本文化デザインフォーラム(JIDF)

私も幹事の一人を務めております、日本文化デザインフォーラムの今年2回目のイヴェントが開催されます。

色々と話題になり、圧倒的多数で決定したオリンピックエンブレム制作者の野老朝雄さんはじめ、6名の専門家の方々のお話はきっと知的興奮に満ちたものになるはず。是非お運びくださいませ。

 

7月15日(金)19:00スタート

前日まで下記より予約受付中

http://www.jidf.net

「サティとすばらしき仲間たち」鼎談に出演いたします

今年はサティ生誕150周年。

それを記念したイヴェント“藝大プロジェクト2016「サティとその時代~世紀末からベルエポックへ~」”が5月15日から始まりました。全4回、11月まで断続的に開催されます。

 

その最終回11月6日、芸術の秋の頃、「サティとすばらしき仲間たち」鼎談に出演いたします。

ご一緒するのは素敵なパラードアニメを制作された山村浩二さん、作曲家の小鍛治邦隆さん、そして今回お声かけいただいた詩人で芸術研究家の小沼純一さん。

どんなお話が飛び出すのかわくわくしています。

 

2部はコンサートで山村さんのアニメーションもご覧いただけます。そしてもちろん『パラード』の演奏も。サイレンやタイプライターを楽器として本当に使うのでしょうか?バケツの水をひっくり返す場面はあるのでしょうか? こちらも色々楽しみです。

是非お運びくださいませ。

 

この前に6月25日、10月22日にもレクチャー&コンサートが行われます。

会場はいずれも東京藝術大学奏楽堂。趣のある素敵なホールなので、そこに登壇できるのも嬉しい事だと思っています。

1回券、2回券、3回券がありますので、ご予定に合わせてお選びいただけます。

 

ちょっと先ですがお目にかかれますように。

ナチョ・ドゥアトの『眠れる森の美女』@香港アート・フェスティヴァル

Photos provided by the Leisure and Cultural Services Department of HKSAR
孔雀モチーフが多用された王宮。広がるトレーンも良く映えます。

プログラム表紙にはカラボス姿も

 遅いアップになってしまいましたが、今年も香港パフォーミング・アーツ・フェスティヴァルに行ってきました。今回は3日間全3回の『眠れる森の美女』を見ることができました。ナチョ・ドゥアトは日本でも知られる振付家ですが、彼の全幕作品はなかなか見られないので、どんなものかしらと行ったのです。

 ドゥアト版はロシア、ミハイロスキー劇場バレエ団に2012年に振付けたもので評判や情報が断片的なままの初見となりました。

 

 物語はそのまま、「プティパへの敬意があり、それを尊重し大きく解釈変更をしたり変える事は考えなかった」との事。

 確かに物語の解釈や役に大きな変更点はありません。とはいえ、ナチョらしさは随所に見られました。例えば他のクラシック・バレエでは見られない大きく胸をそらせる動きや、コンテンポラリー作品ではお馴染みになったベジャールの振付にもよく見られる足を開いて膝が直角になるほどに腰を落とした動きなど、他のナチョ作品に良く見られる振りが多用されます。また、「踊らない人はいない」との言葉通り、王と王妃はもちろん、小姓たちも踊りながら退場するなどダンサブルな仕上がりになっていました。

 それを良いと思うか、うるさいと思うかは意見の分かれるところでしょう。私にとっては場面によっては踊らない「居る」だけの役がバレエでは実は重要だったと気付いた作品ともなりました。

 3幕の始めは物語の世界の登場人物たちがその世界への窓なのでしょう、雲に開いた丸い穴から覗いている場面で始まります。何とも可愛らしい場面で印象的でした。(本質的な部分ではなく、円形に登場人物が並ぶ感じや、多数出演する物語の人物たちなど「見た目」は英国ロイヤルバレエ団のダウエル版と似ている部分もあります。)

 この場面では「かえるの王さま」などほとんど踊らない役も登場します。また衣裳のデザインはボンデージファッション風に見える「長靴をはいた猫」、ゴスロリ風に見える「赤ずきんちゃん」など独特のテイスト。これは好みの分かれる所かもしれません。振付も独特のものが多く、「長靴をはいた猫」は音楽が明確なだけに振付には違和感を感じました。

 美術・衣裳はロシア人デザイナーアンジェリーナ・アトラジクによるもの。伝わるかどうか分からないのですが、見ていて思ったのは「オルガルヒ趣味」という言葉。(そんな言葉はありませんが、ぽんと頭に浮かびました)肥大化した帝政趣味とでも言えばいいのでしょうか。ロシアの新興成金の人達が好きそうなイメージと言った方が分かりやすいかもしれません。悪趣味ギリギリの雰囲気です。(決して悪趣味とは思いませんでした、念のため。)ロシア人でなければデザインできなさそうな独特の雰囲気です。そのバランスをとるためもあるのでしょう、美術はその分大変シンプル。デジレが乗った船が進む場面では森が動く仕掛けもありました。

客員准教授に就任いたしました。

西巣鴨から向かう校門は光の中

今年の桜。入学と言えば…ですから。

春、入学のシーズンですが、今期より大正大学表現文化学科、クリエイティブライティングコース、客員准教授に就任いたしました。
バレエ、ダンス、書く事、歴史、私がお伝えできる事を全力で…と思っております。

 

INTER- DESIGN FORUM TOKYO 2016 開催

本当はゴールドの綺麗なチラシですが、上手に色がでないかも…

※クリックで拡大表示

 幹事を務めさせていただいております、日本文化デザイン・フォーラムがINTER- DESIGN FORUM TOKYO 2016を開催いたします。テーマは「carpe diem」(古代ローマ詩人ホラティウスによる「一日の花を摘め、意訳すれば「今を摘め」という意味のラテン語です)

会場は六本木Super Delux、18:30からウェルカムドリンクと共にお待ちしております。(私は出演はいたしませんが、会場にはおります)

詳細はチラシ写真または下記サイトをご確認下さいませ。

http://www.jidf.net

 

以後、7月15日(金)19:00、11月18日(金)19:00と開催予定です。

第10回日本ダンスフォーラム賞 JaDaFo Dance Award 2015授賞式。

授賞者は左から:室伏鴻さんのマネージャーを務められていた渡辺喜美子さん、森山未來さん、Mikeyさんと東京ゲゲゲイのみなさま。

鏡のモチーフつながりで帰りがけにゲゲゲイの方たちともとらせていただきました。サングラス(見えるそうです)と私のお洋服のモチーフが鏡だったので…。撮影:石井達郎さん(ありがとうございました!)

去る4月5日に授賞式が行われました。東京ゲゲゲイのMikeyさん、室伏鴻さんのマネージャーを長年つとめられてきた渡辺喜美子さんにご出席いただき、華やかな顔ぶれがそろいました。少ない文字数だと誤解を呼びそうですが、実は断られる危機(?!)もあったというエピソードや、「コンテンポラリー・ダンス」という言葉は観客を呼べない、発言など面白いお話も沢山でした。

ちなみにお写真でもわかるようにあのパワフルな舞台を作り出す東京ゲゲゲイの方々の素顔はすてきでかわいい姿でした♪

東京ゲゲゲイの次の公演はASTERISK『Goodbye, Snow White』、5月27~29日、東京国際フォーラム、原作中村うさぎという異色の顔ぶれ。

森山未來さんは授賞式後ドイツへ、カールスルーエで4月16,17日の公演に出演されるとのこと。5月には渋谷パルコ劇場で『談ス』も「東京凱旋公演」とのこと。

渡辺喜美子さんは Shyを「どんなに赤字でも1年はつづけます!」とのことなので、是非訪れてみてください。私も訪れたいと思っております。

卒業の季節

※当日の式次第のリーフレットです。

 桜の便りが聞こえてくると卒業・入学の季節ですね。
新国立劇場バレエ研修所の修了式がありました。バレエ史を教えてきた阿部裕恵さん、髙橋依吹さん、廣川みくりさん、廣田奈々さん、中島瑞生さんの5名の生徒さんも無事終了式を迎えられました。新国立劇場バレエ団に廣川さん、廣田さん、中島さんの3名が入団。
 舞台で活躍される姿が楽しみです。
 皆さまのご活躍を客席から期待しています!

 

それにしても研修所ももう11期生、きっと20期生を送り出すのもすぐになってしまうのでしょうね。時の流れは年々早くなるように思います。
 若さと能力がキラキラした生徒さんたちに少しでもバレエ史の楽しさをお伝えできたらいいな、といつも思っています。4月にはまた新しい生徒さんたちが入所されます。どんな皆さまにお会いできるか楽しみです。

 

*画像アップができないので、お写真は下記の所になります。着物の女性達4人とその隣の中央の男性が今年の修了生です。
平成27年度 新国立劇場 研修所修了式が行われました(新国立劇場サイト)

『SWAN MAGZINE』 に 『THE BALLET BOOK バレエっておもしろい!!』 をご紹介いただきました

SWAN MAGZINE 2016春号、Vol.43 表紙

SWAN MAGZINE 2016春号、Vol.43に長野市芸術劇場の開館イヴェントに合わせて、執筆・画像提供したTHE BALLET BOOK バレエっておもしろい!!をご紹介いただきました。

プレゼントとしてもご提供しているので、ご覧くださいませ。

バレエ漫画といえば…の一つ『SWAN~ドイツ編~』は日本公演が終わったばかりのノイマイヤーも登場しています。
美麗な絵がさすがです。

第10回 日本ダンスフォーラム賞 JaDaFo Dance Award 2015決定

先月皆で集まり協議を重ねて結果をリリースできる時期になりました。私もメンバーとなっている第10回 日本ダンスフォーラム賞JaDaFo Dance Award 2015が決定いたしました。
協議は毎回なかなか面白いやり取りがあり、時に舌戦?などという瞬間も。
受賞者の皆さまおめでとうございます!+賞を受けて下さってありがとうございます!

 

日本ダンスフォーラム賞 受賞
東京ゲゲゲイ Tokyo Gegegei
森山未來 Mirai MORIYAMA

 

日本ダンスフォーラム賞 特別賞 受賞
室伏鴻 Ko MUROBUSHI

 

日本ダンス・フォーラム(JaDaFo)のfacebookがオープンしました。
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