2月12日にリアルで開催されたJaDaFoダンスシンポジウム2021「コンテンポラリーダンスを巡って」の映像公開~8月31日まで

公文協シアターアーカイブスで、212日に開催されたシンポジウムの映像公開中です。好評のため公開期間が831日までに伸びて余裕がありますので是非ご覧ください。

下記より要登録、でも無料でご覧いただけます。

 

https://syueki4.bunka.go.jp/video/91

3月21日オンライントークのお知らせ。

映画『赤い靴』、マシュー・ボーン版『赤い靴』のモデルとなったバレエ・リュス。

 

バレエ・リュスは1909年から1929年の20年間だけ存在した夢のような、バレエ団。

 

ニジンスキーが踊り&振付し、『シェエラザード』『薔薇の精』『レ・シルフィード』が初演されたバレエ団。

 

ストラヴィンスキーのヨーロッパ・デビューもこのバレエ団でした。レオン・バクスト、ジャン・コクトー、パブロ・ピカソ、マリー・ローランサン、ジョルジュ・ルオー、アンリ・マティス、ジョルジオ・デ・キリコ、ココ・シャネル、ナウム・ガボとあまりに有名な芸術家たちが集ったバレエ団。

その魅力、活動、作品、人々をご紹介します。

 

魅了されてもう何十年も経ちますが、魅力はますます輝くように感じられる、ヨーロッパを駆け抜けた生きながら伝説になったバレエ団、”バレエ・リュス” の姿をお伝えします。

 

70分のトーク、20分の質疑応答時間を設けます。
皆様のご参加お待ちしております。

 

トーク・アバウト・バレエ&ダンス#7
バレエ・リュスの世界

開催日時:2021年3月21日(日) 18:30~20:00@Zoom

料金:2000円(税込)

お申込み:https://peatix.com/event/1834488/view

 

開催日時:2021年3月31日(水) 14:30~16:00@Zoom

料金:2000円(税込)

お申込み:https://peatix.com/event/1834496/view

 

※今回同じ内容で3月21日、3月31日と2回開催します(ライブですので言い回し等には違いがでますが、画像等は同じです)。
2回ご参加いただいてももちろん歓迎いたしますが、内容は同じになりますでご注意下さいませ。

 

413日、417日も2回同じ内容で、バレエ・リュスとバレエ・リュス・ド・モンテカルロのお話、是非ご参加下さいませ。

 

★こちらからのお申込みは開始15分前までにお済ませ下さい。
当日配信URLは開始10分前にメールにてZoomURLならびにID/ PWをお知らせいたします。
事前に「@Peatix.com」「@zoom.us」のドメインの配信許可をお願いいたします。★

ご参加ありがとうございました。

受賞者の皆様:リモートの方々と共に。

JaDaFoメンバーと授賞者の皆様

第3部に出演しました。左から榎本了壱様、矢内原美邦様、唐津絵里様、芳賀直子

JaDaFoのシンポジウム、13:00~18:30となかなかの長丁場でしたが、ご参加いただきました皆様ありがとうございました。

改めてメンバーの話しを聞く私にとっても貴重な機会となりました。頭の整理もできたり、なるほどと思ったり、こうした機会はもっとあればいいなという嬉しいお声を後からいただきましたが、私もそう思っております。

 

今回の内容につきましては3月初旬に編集したものをアーカイヴにてご覧いただけるようになるとの事なので詳細が分かり次第こちらでお知らせいたします。

 

そして終了後、JaDaFo賞の発表がありました。

もう15回=15年。私がJaDaFoに入って1年目が賞の1年目でしたからあっという間の15年…時の速さにいつも驚いてばかりです。

 

今年は日本ダンスフォーラム大賞にお二人、田中泯氏、金森穣氏、日本ダンスフォーラム賞に湯浅永麻氏+柿崎麻莉子氏+Takayuki OHIRA氏

 

金森穣氏、柿崎麻莉子氏はリモートでのご参加でした。

 

それぞれのメッセージも心に響くものでした。

授賞を受けていただいてありがとう、という気持になります。

個人的には今お子さんを身籠られている柿崎麻莉子氏の踊りたいのにやめた方が…と言われたりという「軽いマタニティ・ハラストメントを受けた」(←要約です)という言葉にもハッとしました。
そういえばバレエ・ダンサーも随分ながらくお子さんを身籠られると引退という事が長く続いてきたことも思い出して、色々思うところがあります。

 

ともあれ、今年もこの状況下で開催できましたこと、皆様にご参加いただきましたこと、感謝いたします!

ありがとうございました。

ご参加の御礼と次回2月24日オンライントークのお知らせ。

2021年初のトークにご参加いただき、ありがとうございました。現在スウェーデンで開催中の展覧会カタログと書籍から見える “今“ のバレエ・スエドワいかがでしたでしょうか。

そのトーク内でもお伝えしましたが、次回はバレエ・スエドワとバレエ・リュスの両方から見える1920年代をお伝えしようと思います。

共にロシア、スウェーデンの貴族が率いたプライベート・カンパニーですが、16歳違う主宰者の描いた「ダンス」&「バレエ」は随分違いました。その両方をご紹介したいと思います。

是非ご参加下さい。

 

トーク・アバウト・バレエ&ダンス#6
バレエ・スエドワとバレエ・リュス~1920年代パリのバレエ~

開催日時:2021年2月24日(水) 19:30~21:00@Zoom

料金:2000円(税込)

お申込み:https://peatix.com/event/1800233/view

 

70分のトーク、20分の質疑応答時間を設けます。
皆様のご参加お待ちしております。

 

★当日配信URLは購入いただいた方はPeatixから直接ご覧いただけます。また念のため、開始10分前にメールにてZoomURLならびにID/ PWと併せてお知らせいたします。事前に「@Peatix.com」「@zoom.us」のドメインの配信許可をお願いいたします。★

2月11日(木)14:00~ 作品制作経験のあるダンサー、振付家向け講座開講します

 

昨年に続き「ダンス・ヒストリー・スタディーズ」の広島編として~ダンサー・振付家・制作者に「役に立つ」バレエ・ダンス史~が開講します。

 

日時:
2月11日(木・祝)14:00~15:30(90分)予定

 

対象:今回はあくまで実践的に、と言う講座ですので、お気をつけ下さい
作品制作経験のあるダンサー、振付家

参加費:¥1000

 

詳細は下記ご確認下さい

https://peatix.com/event/1786676

2月12日(金)16:40~、登壇(リアル)のお知らせ

 

下記シンポジウムに登壇いたします。

 

2021年2月12日(金)

JaDaFoダンスシンポジウム2021「コンテンポラリーダンスを巡って」

 

3部構成となっています。

13:00~14:30|テーマ1:「コンテンポラリーダンスの環境~ダンサー、メディア、プロデューサーの視点から」
14:45~16:15|テーマ2:「コンテンポラリーダンスの総括~ダンスの系譜と歴史」

私の登壇はこちらです→16:30~18:00|テーマ3:「コンテンポラリーダンスの現在と未来~クリエイティブ・カルチャーの中のダンス」

 

また当日は第15回JaDaFo賞授賞式も行われます。

18:15~18:45

詳細並びにお申込みは下記サイトをご参照下さい

https://www.tpam.or.jp/program/2021/?program=jadafo-dance-symposium

http://yokohama-dance-collection.jp/

 

皆様のおこしをお待ちしております。

2021年初のオンライントーク開催のお知らせ(1月24日18:30から)

バレエ&ダンスの話/トーク・アバウト・バレエ&ダンス #5 2021年のバレエ・スエドワ 〜100周年を超えて〜

開催日時:2021124日(日) 18:3020:00Zoom

料金:2000円(税込)

お申込み:https://peatix.com/event/1768007/view

 


2021年最初の芳賀直子Zoomトーク・イヴェントを開催いたします。
これまで4回にわたってバレエ・スエドワをご紹介してきましたが、今回は100周年に際して発行されたバレエ・スエドワの展覧会カタログと関連書籍を参考に “2021年のバレエ・スエドワ” と題して新たに分かったバレエ・スエドワの姿、そしてこれからのことを中心にお伝えします。
カタログの出来も素晴らしいので、そちらもご覧いただきながら話ししたいと思います。

 

前回同様70分のトーク、20分の質疑応答時間を設けます。
皆様のご参加お待ちしております。

 

★当日配信URLは開始30分前にメールにてZoomURLならびにID/ PWをお知らせいたします。事前に「@Peatix.com」「@zoom.us」のドメインの配信許可をお願いいたします。★

1月8日、9日 学術協力した番組が放映されます。

 

1月10日放映スタートのドラマ『カンパニー~逆転のスワン~』に先立ってBSコンシェルジュで放映される関連番組に学術協力いたしました。
中身は見てのお楽しみで。(出演はしておりません)

 

『カンパニー~逆転のスワン~』はバレエ監修に熊川哲也氏、K バレエカンパニーがクレジットされ、出演者には同バレエ団の宮尾俊太郎氏、栗山廉氏、小林美奈氏、ミュージカルの古川雄大氏、主演は井ノ原快彦氏、倉科カナ氏と多ジャンルにわたる豪華な顔ぶれ。
どんな世界が、そしてバレエが描かれるのか楽しみですね。

 

番組名:BSコンシェルジュ
副題:プレミアムドラマ 『カンパニー~逆転のスワン~』 倉科カナ

 

放映日:

「BSコンシェルジュ」(23分番組)
・本放送:<総合>1月8日(金) 12: 20〜
・再放送:<BS1>  1月8日(金) 14:00〜
<BSプレミアム・BS4> 1月10日(日) 22:00〜

番組サイト:https://www.nhk.jp/p/ts/NYXK5QNJVW/

奇跡の公演~フランソワ・シェニョー&ニノ・レネ 不確かなロマンス-もう一人のオーランド―

開幕前の劇場の上には月が浮かんでいました

そして劇場への階段にはこんなクリスマスランタンが輝いていました

 

簡単に「奇跡」と言う言葉は使いたくありませんが、今回のこのCOVID19禍下で今年来日公演を見ることができるは想像していませんでした。(ウィーンフィルという例はありますが、あれは多分に「政治案件」的な部分もあるので例外という印象でしたので)

 

彩の国さいたま芸術劇場へ向かう与野本町からの道は風がなかなかに強く、冬を感じる陽気。久しぶりに来るなと思いつつ劇場へ向かいました。

劇場の上にはクレッセントムーンが映えていました。

 

そして、外には検温のための行列が…。

 

元々の日程から変更があり、かつ2日間の公演が1日になった経緯があるのですが、満席の客席には開演前から何とも言えない、漫画だと「期待…」と文字がでそうな空気に満ちていました。

 

まず登場したのは演奏者たち。

見慣れない古楽器は音の豊かさだけではなく、見た目にも美しいものでした。バンドネオン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、テオルボ、バロックギター、そして四角い太鼓のような打楽器など私は見たことがなかった楽器も次々登場するパーカッションが演奏し続ける舞台。

 

それぞれの奏者の背景にはパネルがあり、それが舞台の進行に合わせてロールカーテンのように上に引っ張られる形で変化していきます。これもとても綺麗でした。

 

そして、木製の戦闘用ヘルメットと装具をつけた姿で登場するシェニョーはバロックダンス的な踊りで幕が開きます。

変化し続けるジェンダー、イメージ、そしてダンス。

 

メインビジュアルとして公開されていた木馬トゥとでもいうべきトゥシューズを履いて乗った先端がとがった足元だけの木馬で激しく踊る姿は「驚異」としかいいようがありません。最後の衣裳も12㎝以上はあるハイヒール。これをヒールが折れるのでは?と思うほどの激しく打ちつけて踊る姿はハイヒール好きの私にはとりわけ印象に残る場面でした。

 

下手をすればその技術のすごさに注目が集まってしまいそうな作品ですが、それはスペインの歴史的に重層のある音楽、様々なスタイルの歴史を行き来するダンス、そして歌唱が「オルランド」の世界を独自に昇華して見せて圧巻。

 

文字通り鳴りやまない熱い拍手が続き、シェニョーがそのリズムで足を鳴らす場面もあり、久しぶりに「劇場の熱気」を強く感じることができる夜でした。

 

劇場が再開になってからもっとも印象に残る舞台となりました。

当日プログラムに挟みこまれた「解説・歌詞対訳本」も作品世界の理解に重要な役割があるように思いました。

 

これから京都ロームシアター、北九州劇場で上演が行われます。お近くの人は是非!

https://rohmtheatrekyoto.jp/lp/romances_saitama_kyoto_kitakyushu/

フランソワ・シェニョー&ニノ・レネの日本公演向けのキュートな動画はこちらにあります

https://www.youtube.com/watch?v=T2sK6xAQMEc

12月9日ご来場ありがとうございました!

会場では貴重な資料も展示されました

シンポジウム「我が国のアーカイヴ~歴史的遺産、再演の現状」、無事終了いたしました。ご来場の皆様、ありがとうございました。

 

久しぶりの「リアル」登壇はやはりとても刺激的で楽しいひと時でした。(間隔をあけた)満席のお客様の熱意と登壇者それぞれのお立場からのお話しが示唆に富んだひと時でした。

 

今回は公演の付帯イヴェントとしておこなわれたシンポジウムでした。

公演は12月25日メルパルクホールで「江口隆哉生誕120周年祭り 後継たちによる競演」

 

今回のシンポジウムでもたびたび登場した江口隆哉・宮操子『プロメテの火~第三章~火の歓喜~』の映像も上演されるとのこと。「リアル」公演と共に楽しみです。